後悔していた今日の話

後悔していることは

すでに存在していない時間のこと

わざわざ引っ張り出して

胸糞悪くなることは　いっさいなし

母と言い合いになって

大声で怒鳴る

せっかく会いに行ったのに

ぜんぶいい加減

人の言うことをまったく聞いてない

いつも買い物をしているのに

「何も買うもんはない」と不機嫌

だんだんこっちも腹が立ち

せっかく来たのに何にも見れない

つまらん！と言い返す

あれこれ

文句を言っていたのは母のほうなのに

つまらんと言った私に

「文句ばっかりだね」と言う

ブーメランなんですけど～とますますイライラ

「かあさん足がだるい」と言い出し

さっさと休みたかったから

不機嫌だった

「それなら　足がだるいから少し休むと

言えばよかったでしょ！！」と

むきになる

ひさびさで母のほしいものを買うつもりで

店をまわろうと思ってたのに！

とスーパーのレジに並びながら言うと

「そうなの、それなら　あっちの椅子に座ってる」と

さっきの不機嫌がなくなり

「ブラウスを買ってもらいたい」と元気に言う

それからは何もなかったように

いつも通りになった

だけど私は

怒鳴るように言い返した自分自身をずっと

ひとり後悔して時間を過ごした

ほんとはあんなふうに腹を立てたくなかった

ごめんなさい

せっかく会いに行ったのに最近の自分は

ずっとこんなふうに低い波動みたいだ

後悔することで　罪滅ぼしは終わってるって

ことを言われたことがある

そして

今の連続でしかない時間で

すでに過ぎて存在しない時間の後悔を

わざわざほじくり返して

胸糞悪く過ごすなんて

本当に時間の無駄なんだ

後悔したことで

自分が良くなかったと反省して

もう二度とないようにすると決めた

ごめんねかあさん

少しは機嫌を直してくれたなら

嬉しいです

いいんだよね

今はもう　言い合いしてる時間ではないから

もう後悔してないで

今　どうしたいのか　を選んで

いいんだよね

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