どうしても「良い気分」にならない時は

「良い気分」にならなくてもいいって

決めればいいと思う

むりやり

こうじゃなきゃって思うと

苦しいし

自分を責めてしまうから

そりゃ「良い気分」でいたい

今

どうしたいの？って自分に聞けば

「楽しく過ごしたい」

「安心して楽しみたい」

そんなふうに答えるけど

その「楽しい」が

どうしても見つからない

なにしても　つまらん

楽しいことさがすのも疲れた

こんなじゃダメなんだ

「良い気分」にならなきゃ

なれない自分がダメなんだ

って

よけい嫌な気分になって

やけくそモード

どうせモード

ほんっと　くたびれた

もういいや

「良い気分」にならなくてもいい

そこに拘るのやめる

楽しいことを探すのも　やめた

なんにもできなかった今日を

何もしようとしない

見つけられないことの

何が悪いの？

悪いことなんかないんだ

これでいいのだ

「良い気分」に拘りすぎじゃん？

くたびれたから　休もう

休ませてあげましょう　自分自身を

じゃあ

どうしたのか？

楽しめないからつまらん

その自分でいいから

何もしなくていい

楽しもうと思わないでいい

「良い気分」を探そうとせずに

だらだら

面倒だと思いながら

家の用事

１日中　観たいわけじゃないけど

テレビを眺めて　ぼーっとしてしまう

それでいい

問題なし

これでいいの

こうしてだらけてると思うことは

だらけることがダメだと決めつけてるから

だらけて

何がいけないの？

何もしなくていい

探さなくていい

自分から　選ぶことは

なんだっていい

なんだっていいんだ

そこに

「良い気分」とか

「楽しい」とか

「役に立つ」とか

「やるべきこと」とか

タイトル　要らん

さあて

どうしたい？

それすら　考えたくないから

考えないということを　すればいい

自分が　選ぶこと　すべて

これでいいのだ

何もしない習慣 [ 笠井　奈津子 ]

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